「日中麺交流(西安市内ホテル)」「日中交流夕食会」


日中麺交流(西安市内ホテル)
献麺式が終わると西安市内のシャングリラホテルに移動し、昼食時の2時間にわたる麺交流である。
麺交流は中国側から「岐山面(ツーシャンミェン)」(特一級面点師 秦桂芳女士)、「刀削面(ダォシャオミェン)」(陝西料理大会金メダリスト 鄭宏亮先生)、「拉面(ラーミェン)」(陝西料理大会金メダリスト 余鵬先生)の3種類の実技が披露された。
日本側はもちろん手打ち讃岐うどんを実演した。都合4種類の麺が一堂に会して、日本・中国の約2百人のお客様に食べ比べをしてもらおうという趣向である。

刀削面拉面
岐山面讃岐うどん
しかし我々にはホテル内での厨房機器の準備状況が事前に全く解らず、不安ながらの会場入りであった。
案の定、会場に入ってみると中国側の面点師達はスタンバイ体制であったが、我々讃岐うどん側は到着してからの準備である。その上会場内で我々に与えられた簡易厨房は、確かに手打ちうどんを打つ準備はして頂いていたが、2リットル程度の平釜が二つ並んでいるだけで、うどんを茹でるための機器は全く準備されていなかった。
主催者側からは150食のうどんを提供するように依頼されていた。メニューはきつねうどんである。香川社長と私と、それに同行していたさぬきうどん協同組合の横山さん、入谷製麺の入谷夫人の4人で準備にかかった。

早速10リットル程度の寸胴鍋を2つ準備してもらったが、一つはゆつに使ってしまうので茹で釜は一つで、150人前では機器が全く足りないのは明白であった。
香川社長は手打ちうどんの披露と説明、私は茹でを担当、女性軍は具材を乗せる担当で頑張ったが、所詮は機材不足であった。
途中でホテルの厨房の大釜を貸してもらうこととなり、大半はそれで茹でてなんとか所定の数量を提供する事ができた。
行列に並んでくれたお客様にはご迷惑をかけたが、「やっぱり讃岐うどんが一番美味い」と言ってくれる日本人もいてほっと胸をなで下ろした。ただ、後で同行のマスコミ担当者に聞くと、中国の方には味が少し口に合わないという声もあったとのことで、食文化の違いを再認識させられた。

今回の麺交流では、我々は自分の仕事をこなすのが精一杯で、中国の面点師の技を見る余裕もなかったが、会が終わってから特別に「龍髭面(ロンシュイミェン」の技を見せてもらうことができた。
後で真部会長に聞くと、これには強力粉を使っているらしいが、最後は髪の毛ほどの細さの麺になった。
ただ、この麺は茹でると溶けてしまうので、油で揚げるなど特別な料理に使われると言うことであった。
龍髭面
またその日の午後4時から2時間ほど、さぬきうどん研究会として、17年前から交流を続けている西安市のメンバーと座談会を行ったが、この概要は、真部会長にまとめていただく。

日中交流夕食会
夕刻午後6時30分から梅原団長ほか訪問団101名と陝西省人民対外友好協会副会長の張宝文氏ほか面点師のグループも加わって賑やかに夕食交流会が行われた。
まず、張宝文氏から歓迎のご挨拶、そして梅原団長からは空海が取り持つ香川県と陝西省と親善交流の歴史、そして空海が伝えたうどん・麺をテーマとしたこれまでの麺交流の歴史、そして来春香川県開催の世界の麺フェアへの招致などの挨拶があった。
途中で雑伎団のショーも盛り込まれて盛大な夕食会となった。